森林がもたらした家族の価値観
Louis Godon さんは少年時代、祖母が切り回す酒場のカウンターの後ろに座って、林業の話を聞きながら育ちました。森の中で一日中働いた後に林業従事者たちが訪れるのはそういう場所でした。当時 Louis 少年はまだ 6、7 歳でしたが、その場になじんで耳を傾けていました。
「彼らのようになりたかったんです」と彼は思い起こします。「時代が違っていたんですけれど。裾を断ち切ったズボン、それにコークブーツ (林業従事者がよく履く無骨なブーツ)。ちょっと格好いいな、と思っていました」
しかし彼の人生において、林業について最初に影響を与えたのはその男たちではありませんでした。それは、2 人の子どもを持つ 28 歳の母親として林業に足を踏み入れた彼の母親でした。丸太を運ぶトラックの運転手として、木材販売の下請けから始めました。
「2 人の子供を養うための良い機会であり、良い方法だと母は考えたのです」と Louis さんは説明します。
林業が彼らを養い、それは今も続いています。現在 51 歳の Louis さんは、最初の頃は母親の会社で断続的に働いていました。ヘリコプターで搬出するブロックでも木材を伐採し、伐採請負業者のために伐採者として働きました。そして 2000 年、Amanda 夫人とともにカリフォルニア州フォレストヒルに Volcano Creek Logging, Inc. という会社を設立しました。当時の敷地を流れる川にちなんだ名前です。今日、同社は年平均 2,000 万ボードフィート (約 4 万 7 千立方メートル) の木材を産出しています。Godon 家には、息子 2 人、娘 1 人の、3 人の子供もいます。祖母や母のように、娘さんも間伐機を操作するのを待ちきれません。
「私はこの家業が大好きです」と Amanda さんは言います。「森の中で暮らし、仲間たちの家族を支え、地域に影響を与えているこの生活はすばらしいものです。喜びを与え、達成感をもたらしています」
経営管理を学んだ Amanda さんは、会計帳簿と 40 人近くの従業員を管理する事務作業を担当しています。
「夫は強い女性である林業従事者の下で育ったので、私が会社と林業に大きく関わることを支えてくれました」と Amanda さんは語ります。
Volcano Creek 社は、入手可能になった木材を購入し、小規模ながら自社の土地も管理しています。主に Tahoe 国有林と Sierra Pacific Industries (SPI) の私有地で業務している同社のチームは、ポンデローサマツとベイマツに囲まれています。最近では、Volcano Creek 社のチームが Sierraville/Bassets Station 近くの標高 6,800 フィートの私有地で、キクイムシの寄生蔓延で荒廃したコロラドモミおよび赤モミの残骸を伐採して救いました。
「私たちが伐採した木々は枯死していました」と Amanda さんは説明します。「アメリカマツノコキクイムシが南シエラから北シエラまでずっと、私たちの森林に重大な影響を及ぼしました。それは悲惨なことでした。森林全体が荒廃することになるのです」
立ち直る力と森林管理
寄生蔓延の影響は、Godon さんたちが森林管理に熱心な理由の一つです。Amanda さんはキクイムシのことを、樹木を破壊し、その最初の木が被害の徴候を示す前に次の木に取り着いていく隠れた殺し屋と表現しています。
「森林を管理する必要があるのです」と彼女は言います。「樹木を間引いて健全にする必要があります。そして、干ばつや寄生蔓延が起こったとき、森林が管理されていれば、立ち直る力が強くなります」
立ち直る力は、森の中であっても世論の中であっても、どの林業従事者にとっても必要なことです。Godon さんたちは、ほとんどの人は伐採と、それが植物や動物の生活にどのように役立っているを理解していないと言います。
「私は土地の世話をすることが好きなのです」と Amanda さんは語ります。「森林を適切に管理するために必要なことを、私たちの社会の隅々まで伝えることができればと願っています。そうなれば大規模な山火事は起こらないでしょう。森林は美しいままで、樹木は良く育つでしょう。これは、私たちが育て、収穫することができる持続可能な製品なのです」
Godon さんたちは、挽き材市場の困難な状況を通じて、大規模な森林火災の直接的な影響を感じています。焦げた材木が製材所に殺到し、土地所有者が生木を販売する機会に影響するため、木材を可能な限り迅速に加工する必要があります。近隣で業務している有利さを生かして、Volcano Creek 社は SPI の製材所まで 3 時間以内に移動し、リンカーン、オーロビル、アンダーソン、シャスタ、クインシーへの配送をすべてニーズに応じて行います。
力強い価値感、力強いパートナーシップ
Godon さんたちは、森林に対する自分たちの責任を重く考えています。
Amanda さんは「すべてを完璧にこなす必要があります。環境負荷が軽いものでなければなりません。損害を与えることは許されませんし、それを望んでもいません。現場に行って、良い仕事をしたい。林業に高い評価を与えたいのです」と語ります。
Volcano Creek が Waratah という評価の高いもう 1 つの名前を頼りにしているのはそのためです。Louis さんと Amanda さんは、森の中におけるその耐久性と信頼性から Waratah を選んだのだと言います。保有している機械には、Waratah HTH624C 間伐ヘッド装備の Cat 552 レベリングフェラーバンチャおよび Waratah HTH623C 間伐ヘッド装備の Tigercat LH855E レベリングトラックハーベスタがあります。同社は、カリフォルニア州のプレザントグローブにある Holt of California やアンダーソンにある Bejac などの代理店に依存しています。
「Waratah 製品は機能するように作られています」と Louis さんは述べます。「自分にとって、これらは最高です。適任な操縦者であれば、適切な材料で 1 日に 30 回から 40 回分の積み荷を得ることができます」
操縦者は森の中での作業効率が良い Waratah 製品を評価しており、中断時間を最小限に抑えるため Waratah の製品サポートが頼りになることがわかっています。
Amanda さんは語ります。 「Waratah は私たちに常に寄り添ってくれています。実地検証して修理し、夜を徹して作業して送ってくれました。サポート担当者が運転して部品を持ってきてくれたので、ただちに稼働ができるのです。最高のサポートです」
家族とその将来
Godon さんたちは、植生管理の分野で他に 2 つの会社を創業することを含め、将来について戦略的な意思決定を行ってきています。Volcano Creek 社は、機材や丸太を運搬する輸送会社も保有し、ニーズに応じて他社向けにそれを行う請負契約もあります。もう 1 つはサービス会社で、燃料低減のためのチップ化と、消火機材の修理を通じた消火を行っています。
「林業の極端な浮き沈みによる影響を受けにくくなることを願って、当社は長年にわたり多角化を進めてきました」と Amanda さんは説明します。
従業員満足度の向上も成功には不可欠です。給付には、医療、歯科、退職プランの一切が含まれます。すべての従業員が、救急処置、心肺機能蘇生、消火活動の講習および認定も受けています。Volcano Creek 社は、Associated California Loggers、American Logging Council、Sierra Cascade Logging Conference の会員としても積極的に活動しています。Volcano Creek 社は、当該地域の Firewise USA ® 認定も受けました。
23 年にわたって事業を続けている Godon さんたちは、いつかは子どもたちが Volcano Creek 社を経営することを願っています。
「子どもたちはここにいたいと望んでくれています。願わくば私たちがこの世を去っても、子どもたちが後を継いで私たちと同じ考えを持ってくれればと思います」と Amanda さんは述べます。「私たちが築き上げてきたものと、それが継承されることを誇りに思います」
子どもたちに触発され、Louis さんと Amanda さんは Volcano Creek 社をますます発展させたいと言います。
「真ん中の息子は大きなヘリコプターを欲しがってまして…」と Louis さんは語ります。「丸太を空中輸送する大計画を考えているんですよ。まあどうなることか見てみたいと思います」
ニュース & イベントに戻る